「日本住宅の封建制」・濱口ミホさんの書籍

昨夜のTVでシステムキッチンのドラマが流れていました。

その時登場した濱口ミホさん。

私は、NHKのプロジェクトXの再放送で2年前に知った人でした。

その時紹介された「日本住宅の封建制」という書籍。

(その時もHPにアップしていたのですが、丁度不具合で消えてしまいました。)

早速、図書館へ問い合わせたら南魚沼市には無く取り寄せでした。

手に取ったとき、あまりに古い本でびっくり。

昔字扱いも多かったですが、内容はとても面白く読み進められました。

台所に関して、住宅の女性目線の使い勝手の内容は興味津々。

これからの住宅の中で台所の位置する価値観は

住んでいる方の生活に様式によって変わってくるかと思います。

家で冠婚葬祭をすることが多くなり

だんだんと大きな空間(座敷等)が欲しくなった家づくり。

けれど、今では来客も少なく、冠婚葬祭を自宅でする事も無く

こじんまりとした家が多くなってきました。

そんな中で、居住空間の一番の中心が食事になって台所をどう作るかで

使い勝手が変わるようになってきたと思います。

ただ、この本を読んでいて

私がそうですが、家庭菜園をしている家では昔ながら土間の空間もまた捨てがたい気がします。

土付きの野菜をどう家に運んで料理するか。

なるべく家を汚さないでおいしくいただきたい。

家の手入れ(掃除)等考えながら進めたいですね。

また、レジャー等を中心に考えた家ならば

汚れを家になるべく入れないよう、車庫等に色々な設備があると便利だったりします。

トイレやお風呂・シャワー等の設備。

二世帯住宅までしなくても、二世帯で住む方はどちらかにミニキッチンが有れば便利になることも。

予算をどこにかけるか。

一番かけていただきたいのは

断熱性能のしっかりした躯体作りですね。

家の外回りがしっかりしていれば、中の空間はどんな間取りにしても

家中暖かく、省エネ住宅になります。